ももの天然水

暴走と後悔-side友哉-

昼放課――・・・

眠い…。

仮眠するか…。

「見たか!紗優先輩、今日もかわいいよなぁ~。」

「俺、告白しようかな?」

「やめとけって蓮先輩がいるだろ。」

「蓮先輩には、絶対勝てねぇな。」

机にむかう俺の耳に入ってきたクラスメートの会話。

紗優?!

「友哉!」

慌てた様子で教室に入ってくる涼。

「どうしたんだよ、そんな慌てて。」

「せ、先輩!紗優先輩が!」

俺の首に腕をまわし顔を近づける。

「なにがあったんだよ。」

「なんのことだ?」

「紗優先輩がお前を呼んでるんだよ。お前、まさか、もう付き合ってんのか?!」

付き合ってたらどんなけ嬉しいことか…。

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