先生、このキモチどうすればいいですか?
「りんご、大丈夫?」

知奈が、私を心配してくれているようだ。

でも、普段、名前間違えられても、どうってことないのに・・・

まさか・・・・

てるのことが・・・

いや、そんなことない!!

だって、てるは先生だし・・・

好きになるなんて・・・

「うん、大丈夫」

とりあえず、知奈に、そう笑顔で返事をして、てるを睨み付けて、塾を後にした。


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