俺の太陽
.



そして卒業式……



俺は、キミに想いを伝えることを決心した。



情けないけど、振られると思っていたから、最後に顔を合わせるこの日に決めた。




式が終わり、キミを探しに校舎内を歩いた。


でも、声をかけられるのは……


他の子ばかり。



“これは何人目だろう”と心の中で溜め息を吐きかけた時……


俺の視界の隅に、キミの姿を見つけた。


目の前の子の姿はまったく目に入らず……


声も、耳には届かない。



俺の視線も意識もすべて、視界の隅に映るキミに注がれた。
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