俺の太陽
大切
それからは、ただただ幸せな日々だった。


いつもキミが隣にいて


いつもキミが笑ってて


いつもキミが俺の心を癒してくれた。



でも――…


キミと付き合い始めてもうすぐ半年って頃……


親父がアパートを出ていった。


もともと俺に無関心な親父だった。


それでも、俺にとってはたった一人の身内だったんだ。


置き手紙を見たとき、頭を鈍器で殴られたように、動けなくなった。


何も考えられなくなった。


気付けば……


無意識に、キミに電話を掛けていた。



「絢華、会いたいっ」
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