俺の太陽

涙を流すキミを目の前にして、何も言えなくなった。


でも……


今までの俺はいったいなんだったんだろう……と思わせるような言葉が、キミの口から飛び出した。



「我慢しなくていいのに」


「あたしだって優太のことが大好きなんだよ」


「あたしは、いつでも優太にあげるつもりだったのに」



気付いた時には、俺の腕の中に愛しいキミの姿。


口より先に手が動いていた。






「……んなこと言ったら、……俺、ほんとに我慢できねぇよッ」



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