俺の太陽
キミは、俺が初めて興味を持った女だった。


そして、初めて恋をしたのもキミ。


初めてキスをしたのもキミ。


だからもちろん……


初めて抱く女も、キミ。



女の初めては、痛いと聞いたことがある。


初めての俺が、それを和らげる方法を知るはずもなく。


だから……



「絢華、……俺、初めてだから、……痛ぇかも」



かっこ悪いけど、俺に全てを預けるだろうキミには、先に言っておいた方がいいと思った。


だけどキミは、俺の言葉がかっこ悪いだなんて思わせないほどの一言を……


さらに、俺の気持ちを高める一言を……


俺に、くれたんだ。
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