犯罪コレクターの独白
結局、佳波が戻ってきたのはチェックアウトぎりぎりの時間だった。

「ごめんね」

謝る彼女に、詳しいことを問い質せなかった。



ホテルを出て暫くして、腕時計のデジタル盤上段の数字が『00 00 00』になる。

私達は、新幹線で帰ることにした。

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