犯罪コレクターの独白
その度に、私は名護家を観察していた。

どうやら、まだ母と珠希の二人暮らしに変化はないようだ。


家族ということで、私が透明人間であっても、彼女達には姿は見えてしまう。

だから、私は電柱の陰に隠れて様子を窺うことに決めていたのだ。

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