犯罪コレクターの独白
人通りの少ない道で犯す罪だから、暫く人間に発見される心配はない。


その間、私は火を見つめるのだ。

赤々と揺らめく火。

まるで、生きているようだ。


そして、いつしかその火が、私の『希望』となっていた。

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