犯罪コレクターの独白
目的地には、十分程度で到着した。

潮風で、髪がなびく。

気にせず、どんどん私は歩を進める。



『死後は、ここに散骨して欲しいぐらい』


佳波との別れの後、ここへ連れてきてくれた別所さん。

この言葉を思い出し、私は海へとやって来たのだ。

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