私は貴方に恋をしています。
第一章
花が咲き、温かい風が吹き、春が来る。
私は新しい制服に身を包み、見慣れない道を歩く。
今日から高校生。
ただ、家から近いと言う理由で選んだ高校。
頭の良くもない、しかし悪くもない、全国大会へ行くような部活もない、至って普通の学校。
制服も紺のブレザーに青のリボン、同じ柄のスカートで普通。
何においても一般的で普通な私と学校。