続・どうして私を選んだの?【完】
“優芽をもう泣かせるのだけは許さないからな”
そんな涼太の言葉が頭の中を駆け巡る。
そして、ふと、今日久しぶりに優芽からきたメールのことを思い出した。
“今日、ちょっと話たいことあるから、一緒に帰ろう?部活終わるまで待ってるから”
…いつもなら自分からメールを送ってくることなんてほとんどないのに…。
もしかしたら、オレは、また、優芽を不安にさせてしまったのかもしれない。
そう思うと、いてもたってもいられなくて、
『遥くん!?』
乃愛の叫びを無視して体育館を飛び出していたんだ。
遥斗side*end*