続・どうして私を選んだの?【完】
すぐさま涼太からは、
“頼んだ”
という、シンプルな内容の返信が返ってきた。
…にしても、涼太ってお人好しすぎでしょ…?
涼太のことを見ていると、未だに優芽のことが好きなのは、わかる。
巧みともよく、“健気だよね”なんていう会話をしていたぐらいだし…。
私は、軽くため息を溢してもう一度優芽を見た。
さっきよりかは、幾分か落ち着いた様子の優芽に少し胸を撫で下ろす私。