続・どうして私を選んだの?【完】


『優芽、あんな小娘に北川くんとられちゃダメよ!』



耳元で奈々ちゃんにそう言われ、私は曖昧に頷く。





『…にしても、涼太、湊』





『は、はい、遥斗先輩!』





『…おう』




遥斗くんに急に名前を呼ばれ、

湊くんは、焦ったように。

涼太は、苦笑い気味に返事をした。






『練習そろそろ始めるから、さっさと準備しろよ』





< 32 / 313 >

この作品をシェア

pagetop