続・どうして私を選んだの?【完】
――…
『じゃあ、今日、放課後部活だから…』
私のクラスの前。
…遥斗くんとは、3年生でもクラスが離れてしまった。
だから、部活の少しの間だけでも、今まで一緒にいれなかった分、一緒に過ごしたい。
そう思って、
『うん!応援しに行くよ!!』
私がそう言えば、遥斗くんは優しく笑って…
『待ってる』
それだけ呟くとポンッと頭を軽く撫でてくれた。
ドキン
そんな遥斗くんの行動に、思わず顔を真っ赤にして臥せてしまう私。