最高の恋の終わり方
きっと全てが
卒業式の帰り、靴の中に小さな紙が入っていた


開いてみるとそれはラブレターのようで

しかし
「名前がない」

それは名無しのラブレターだった



あれから時が流れ、俺は東京の大学に進んでいた

今日は同じ学部の祐介と買い物に行く予定だった


「あいつなにやってんの?」


今さっき来たメールには、待ち合わせより早く来てしまったとおちゃけていた



気に入っているスマホをポケットに無理矢理入れて友人の元へ急いだ




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