黄金時間が過ぎるまで〜番外編
† 「お兄ちゃん…今日あの変なお兄ちゃんに、あいさつされちゃった」
放課後の教室で、自分の席に座っていた鳴海に、さえが話しかけてきた。
まだ数人、生徒が教室に残っていたが、鳴海は口元を手で隠すと小声で言った。
「…お兄ちゃんもさっき、挨拶されちゃったよ…」
鳴海は少し困ったように、笑った。
制服のポケットから、先程強引に渡された、メールアドレスが書かれたメモ用紙を取り出すと、ヒラヒラさせた。
放課後の教室で、自分の席に座っていた鳴海に、さえが話しかけてきた。
まだ数人、生徒が教室に残っていたが、鳴海は口元を手で隠すと小声で言った。
「…お兄ちゃんもさっき、挨拶されちゃったよ…」
鳴海は少し困ったように、笑った。
制服のポケットから、先程強引に渡された、メールアドレスが書かれたメモ用紙を取り出すと、ヒラヒラさせた。