あたしを食べてよ、狼くん。










「…うっ……」




視界がぼやける。



手足首に圧迫感を感じる。




なんだこれ。



目の前にはコンクリートの床。



顔を少し上げると。




縛られた、香織がいた。






「……ぉり……」



うまく声が出ない……




「あーっ?

 気付いた?ゆーとっ♥」




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