あたしを食べてよ、狼くん。
「わたしが、わかってなくて!
勇斗は、遊んでて勇斗だもん!
ごめん……」
「なんで謝るんだよっ!!
悪ぃのは、俺なのに!
俺が香織を傷つけたのに!
守ってやれなかった!
香織は……
大事な、大事な子なのに……」
「やだ、なぁ…
そう思うなら、勇斗、
わたしに服着せてよー。
下腹痛くて動けないんだよー」
あはは、と作り笑いをする。
こんなに大事なのに。
俺は――――――
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