あたしを食べてよ、狼くん。









狼くんから、今まであった

全ての話を聞いた帰り道。





あたし、ちょっくら襲われました。








「ほんっとに、ここで大丈夫か?」






「もー。


 大丈夫だってば。

 ほら、すぐそこ家だし。


 狼くん、バイトあるでしょ?」





「そーだけど…………」





「何かあったら、叫ぶね。


 叫んだら、来てくれたらいーよ」



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