あたしを食べてよ、狼くん。



あぁぁぁぁ――――…………


もう、恥ずかしすぎる。




ホントに、恥ずかしい………………



と、さんざん自分の恥を知った所で。




キーンコーン―――――――





「終わっとぅわーーい!!!」





と、とりあえず叫んでロッカーにカバンを取りに行く。





「お前、うるさい」



「ひっ!!……ご、ごめんなさい……」






狼くんはわたしをちょっと睨んで、立ち上がった。


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