人な私と機械な君と
__なんとか校門の遅刻検査を免れた私は二年生の教室がある北校舎へと向かう。この学校は1学年だけで1000人を超え、東京都の中では生徒数が最大規模のマンモス学校だったりします。

この泉の森学園は私立でかなり儲かっているだけのことはあって、生徒達のための施設がとても充実している。

体育館やグランドはもちろんのこと球場で使われている砂をまんべんなく敷き詰めた野球グラウンド____、


屋上にはテニスコート__、


体育館の横には冬でも楽しく泳ぐことができる室内プール__、


部を極めんとする者たちのための閣議室__、


公立図書館並の大きさを誇る図書室__、


約4000人が入ることができる講堂___、


直径80mはある大きな食堂や校舎毎に置かれている品揃えが豊富な購買__、


お茶と自然を楽しむことができる温湿農園ハウスや野菜などを育てる菜園__、


緑あふれる噴水付きの裏庭__、


そして各部活のために設けられた部室・・・・・__、


他にもたくさんの施設が生徒達を魅了する。

とにかく他の学校とはスケールが違いすぎるのです__。

まさに生徒の生徒による生徒のための学園!

唯一難があるとしたら他の学校では味わうことが出来ない大学並以上の移動距離・・・・・。

前後の授業の休み時間が予鈴も合わせて25分もあるのは移動時間が非常に長いためであったりする。その為、授業に支障が出てきてしまうため月から土曜日までフル稼働になってしまうのである(第三土曜だけは休日となっている)。

校舎は北校舎、南校舎、西校舎、東校舎と分かれていて、北校舎は校門からまっすぐ校庭を通過したところにある(校門から北校舎まで約150mもある)。
私の家から北校舎まで東京ドーム外回り1周と半分くらいの距離があって、スタミナが付いていくのなんのって(汗)。

私は下駄箱で靴を履き替え、2-10組(1組~20組までと特待生クラスがA~Dまである)の教室へと向かっていった・・・・・・___。





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