人な私と機械な君と
その告白は10分間程続いた・・・____。
「____・・・だから、私はあなたの事が好きなんですっ!!!!」
い、言い切ったぁあああああ!!!
私の身体の火照りも胸の締め付けも最高潮に達した・・___。もはやもう息はしていない・・・・__。
「で・・・俺と付き合いたいわけ・・・・?」
「・・・・・○△、×□@¥・・・・・。」
彼女は声が裏返って何て言っているのか分からないけど多分[はい]と返事をしているのだろう。
ど、どどどどどうなるんだろうっ!?彼の返答は!?気持ちは十分過ぎる程伝わったよね・・・・・・・____!ほ、ほほ、本当にどうなるんだろう・・・・うぁぁぁぁぁーーー!?
私は思わず目と耳を塞ぎたくなり声を漏らしてしまいそうになるが、それを強く抑えながら相手の返答を待った・・______。
彼女が返答を待つ・・・。その数秒の間が非常に長い___。野球部で例えるなら、キャッチボールで相手に投げて相手が取るまでの時間、
バスケならゴールの前に構えて、スリーポイントのシュートを打つまでの時間、たったそれだけの時間が数秒ではなく数十秒にも感じてしまった______。
そして、相手からの返答が返ってくる___。
「ムリ・・・_____。」
「「えっ・・・・・___?」」
驚きのあまり漏れてしまった私と彼女の声が重なった・・・____。
「だから、無理・・・・・____。」
その言葉一つで私達は夢の世界から現実の世界へと叩き戻され、ただ1単語の否定の言葉が私と彼女の心に深く・・・、重く・・・、深く・・、重く・・・響いていった・・・・___。
たったその1単語の言葉によって、10分間による相手による熱情、愛情、恋情、切情の全ての想いが儚く散った・・・・・____。
私も息が出来ない程苦しく締め付けられていた胸も、高熱がある程の体の火照りも一瞬にして冷めて、凍りついていった・・・___。
彼女は自分の残りわずかな気力を使って口を開く___。
「え・・・・・な、なん・・・・・___。」
「アンタに興味がないから___。」
「へ・・・・_____?」
彼は彼女の言葉を遮って話しを進めていく____。
「まず俺がアンタのコトを知らない___。」
「ぅぁ・ぁ・・、ぅん・・・____。」
彼女はかすれかすれの声で返事をしていく____。
やめて・・・・・。
「んで、アンタに興味がない_____。」
「ぅぅ・・・・・・ぁ、・・・・・ぅん・・・___。」
もう言わないで・・・・・・・。
「そして、アンタは俺のことを好きかもしれないけど・・・・___。」
「・・・・・・・・・・・ぅん・・・____。」
ほんの数秒の間が置かれる・・・。
だめ・・・・。
その数秒が大きく・・・、
だめ____。
長く・・・・
だめ____!!!
感じられた_____。
いっちゃだめぇええええええええ!!!!!!!!
「俺は、アンタのことを・・・スキじゃない・・・・・____。」
「・・・・・・ぅあ`・・・・・___。」
痛い・・・・。私の胸がまた痛み始めた・・・。この痛みも経験したことはないけれど、分かる・・・分かってしまう___。さっきとは真逆の苦しみ・・・・。
私はその相手に対してある怒りの感情とある言葉が浮かびあがった。
サイテイ・・・・・___。
あそこまで言う事ないのに!もっと優しく言ってあげることも出来ただろうに・・・・!!なんで、なんでそうしてあげなかったの・・・・・!?
その場一帯の空気が凍りつく・・・・・。彼女も瞳が氷ついたかのように一滴も悲しみの涙を溢すことはない、むしろ乾き切っていた___。
そう、涙を流す事がまるで[許されていない]かのように____。
「じゃ、俺行くから__。」
私は知っている____。
__彼が去ろうとするが彼女と私は全く動く事が出来ない___。
この感覚を知っている___。
__彼が非常階段の方へと向かって来る___・
今日もこの感じを味わった___。
__私は階段から立ち上がろうとするが腰が抜けて立つことが出来ない__。
私は知っている___。
__彼が非常階段の角を曲がる___。
唯一一人だけ私の頭の中に浮かんでくる___。
__彼が非常階段を横切り私がいることに気づく・____。
そう、彼の名前は・・・・・___。
__そして・・・、彼と私の瞳が重なりあった____。
海堂(かいどう)・・・・・・・悠(ゆう)・・・・・・・_______。
__彼の瞳から伝わって来る感情は・・・・無・・・・・・。今まさに間近にいるからこそ分かる。はっきりと断言出来る・・・____。
彼は[人]ではない・・・、まるで[機械(ロボット)]のようだ・・・・と。
__ほんの一瞬目が合うがそのまま何も言わず彼は非常口の扉を開けて、出て行った・・____。
魔法が解けたようにその場の空気が平常を取り戻す・・__。
そして彼女も涙を流すことを[許された]かのように大粒の涙を流し始めた・・・・・・______。
私は数十秒程動くことが出来なかったが、その泣き叫ぶ彼女を置いて非常口へと戻っていった_____。
「____・・・だから、私はあなたの事が好きなんですっ!!!!」
い、言い切ったぁあああああ!!!
私の身体の火照りも胸の締め付けも最高潮に達した・・___。もはやもう息はしていない・・・・__。
「で・・・俺と付き合いたいわけ・・・・?」
「・・・・・○△、×□@¥・・・・・。」
彼女は声が裏返って何て言っているのか分からないけど多分[はい]と返事をしているのだろう。
ど、どどどどどうなるんだろうっ!?彼の返答は!?気持ちは十分過ぎる程伝わったよね・・・・・・・____!ほ、ほほ、本当にどうなるんだろう・・・・うぁぁぁぁぁーーー!?
私は思わず目と耳を塞ぎたくなり声を漏らしてしまいそうになるが、それを強く抑えながら相手の返答を待った・・______。
彼女が返答を待つ・・・。その数秒の間が非常に長い___。野球部で例えるなら、キャッチボールで相手に投げて相手が取るまでの時間、
バスケならゴールの前に構えて、スリーポイントのシュートを打つまでの時間、たったそれだけの時間が数秒ではなく数十秒にも感じてしまった______。
そして、相手からの返答が返ってくる___。
「ムリ・・・_____。」
「「えっ・・・・・___?」」
驚きのあまり漏れてしまった私と彼女の声が重なった・・・____。
「だから、無理・・・・・____。」
その言葉一つで私達は夢の世界から現実の世界へと叩き戻され、ただ1単語の否定の言葉が私と彼女の心に深く・・・、重く・・・、深く・・、重く・・・響いていった・・・・___。
たったその1単語の言葉によって、10分間による相手による熱情、愛情、恋情、切情の全ての想いが儚く散った・・・・・____。
私も息が出来ない程苦しく締め付けられていた胸も、高熱がある程の体の火照りも一瞬にして冷めて、凍りついていった・・・___。
彼女は自分の残りわずかな気力を使って口を開く___。
「え・・・・・な、なん・・・・・___。」
「アンタに興味がないから___。」
「へ・・・・_____?」
彼は彼女の言葉を遮って話しを進めていく____。
「まず俺がアンタのコトを知らない___。」
「ぅぁ・ぁ・・、ぅん・・・____。」
彼女はかすれかすれの声で返事をしていく____。
やめて・・・・・。
「んで、アンタに興味がない_____。」
「ぅぅ・・・・・・ぁ、・・・・・ぅん・・・___。」
もう言わないで・・・・・・・。
「そして、アンタは俺のことを好きかもしれないけど・・・・___。」
「・・・・・・・・・・・ぅん・・・____。」
ほんの数秒の間が置かれる・・・。
だめ・・・・。
その数秒が大きく・・・、
だめ____。
長く・・・・
だめ____!!!
感じられた_____。
いっちゃだめぇええええええええ!!!!!!!!
「俺は、アンタのことを・・・スキじゃない・・・・・____。」
「・・・・・・ぅあ`・・・・・___。」
痛い・・・・。私の胸がまた痛み始めた・・・。この痛みも経験したことはないけれど、分かる・・・分かってしまう___。さっきとは真逆の苦しみ・・・・。
私はその相手に対してある怒りの感情とある言葉が浮かびあがった。
サイテイ・・・・・___。
あそこまで言う事ないのに!もっと優しく言ってあげることも出来ただろうに・・・・!!なんで、なんでそうしてあげなかったの・・・・・!?
その場一帯の空気が凍りつく・・・・・。彼女も瞳が氷ついたかのように一滴も悲しみの涙を溢すことはない、むしろ乾き切っていた___。
そう、涙を流す事がまるで[許されていない]かのように____。
「じゃ、俺行くから__。」
私は知っている____。
__彼が去ろうとするが彼女と私は全く動く事が出来ない___。
この感覚を知っている___。
__彼が非常階段の方へと向かって来る___・
今日もこの感じを味わった___。
__私は階段から立ち上がろうとするが腰が抜けて立つことが出来ない__。
私は知っている___。
__彼が非常階段の角を曲がる___。
唯一一人だけ私の頭の中に浮かんでくる___。
__彼が非常階段を横切り私がいることに気づく・____。
そう、彼の名前は・・・・・___。
__そして・・・、彼と私の瞳が重なりあった____。
海堂(かいどう)・・・・・・・悠(ゆう)・・・・・・・_______。
__彼の瞳から伝わって来る感情は・・・・無・・・・・・。今まさに間近にいるからこそ分かる。はっきりと断言出来る・・・____。
彼は[人]ではない・・・、まるで[機械(ロボット)]のようだ・・・・と。
__ほんの一瞬目が合うがそのまま何も言わず彼は非常口の扉を開けて、出て行った・・____。
魔法が解けたようにその場の空気が平常を取り戻す・・__。
そして彼女も涙を流すことを[許された]かのように大粒の涙を流し始めた・・・・・・______。
私は数十秒程動くことが出来なかったが、その泣き叫ぶ彼女を置いて非常口へと戻っていった_____。