人な私と機械な君と
私の秘密基地・・・。
 始業式から1週間が過ぎました____。

そして、あの告白の日から1週間が過ぎました・・__。

ー・・・俺は、アンタのこと・・・・好きじゃない・・・・__。

あの日からあの言葉が私の脳裏に焼きついて眠れなくなってしまい・・、大変・・・夜が長いです・・・・・。

「うわっ、酷いクマっ・・・・・。」

私は洗面台の鏡を見るなり朝からテンションが低くなっていく・・。

別に私が完璧青年の海堂くんに振られた訳ではないのですが、あの時聞いて見た光景はとても忘れることはできません・・。多分私の今まで生きてきた中のショックランキング3位には入ってしまう出来事だったと思います・・・。

私の恋心がさらに臆病になってしまいました・・・____。

それにしても彼はホントに感情とか持っているのかな・・・・・。

彼の暗く曇った瞳を思い出す___。

私は昨日の出来事のように[あの日]の記憶が蘇ってくる。

一瞬でも間近で彼と見つめ合ってしまったことを・・・・__。

透き通った肌・・・、ツヤのある濃い黒髪・・、キレイな二重に長いまつ毛・・・・、細長い首に男性を象徴する小さな喉仏・・・・、ワイシャツの中から見える主張した鎖骨・・・。

そして・・・、潤いを欲している少し乾いた唇・・・・っ。

っっっっっ!!!!!!!!!!!

みるみる私の顔が赤みを増していく_。

な、なななななな、何を考えているんだ私はっ!?!?い、いつの間にか要らぬところまで(何故か鮮明に)思い出してしまった_____。さ、さすがはマンモス学校NO.1を誇る超絶美青年の海堂様だ・・・。あんなお方が鎖骨チラチラ状態で目の前を通られたら回りの女性達が一瞬にして悩殺されてしまう__!!

朝が弱い私の頭にみるみる血が昇ってくる。

「バカ姉、鼻血出てるよ・・・・。あと・・、怖いっ。」

「へ・・・・っ?」

そこには歯を磨きながら汚そうに私を見ている卓也がいた・・・___。

私は自分の顔を鏡で見る。そこには顔を真っ赤に染め、眉間にシワを寄せながら鼻血を垂らす私の姿が映し出されていた____。
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