人な私と機械な君と
「はぁ・・・・はぁ・・・・・。」
私は息を切らしながら昇降口で上履きに履き変える。
「今日は・・・はぁ・・っ、5分早めに・・着いた。」
いつもより少し早いので私以外にも何人か靴を履き変える生徒達がちらほら見える。さすがにりょうに遅刻をしない宣言をした初日から遅れることは出来ない。私は2-10組の教室へと足を運ばせる。
「寝癖は・・・よし。」
私はまた寝癖で笑われたくないので教室の扉の前で髪をチェックする。教室の中ではまた兄弟さん達が騒いでいるらしい※実際の兄弟ではありません。
ガラガラガラッ。
私は扉を静かに開け中へと入って行く。私は目立つ事が苦手だったりします。私が自分の席へと静かに向かっていくと横から肩をポンポンと叩かれる。
「ねぇねぇっ。」
「は、はいっ・・?」
私は声をする方に顔を向けるとそこには上杉くんがニヤニヤしながら私を見ていた。
「あれ見てっ。」
上杉くんの指さす方向を見てみると・・・__。
「ぇえっ!?!?!?!?!?!?!?!?!」
そこには兄弟さんたちに無理やりお尻を露出させられている美馬くんがいた!!
私の顔は真っ赤になりそのまま思考停止してしまう。
「ざっけんなっ!!離せっ!」
「ねえねえ、あいつのケツデカくね!?野球部ってさ、何で皆ケツデカいんだろうね!?あははぁっ!」
美馬くんは必死の抵抗をしているが2人がかりでガッチリと体を抑えられている。その丸出しになったお尻を指をさしながら笑っている上杉くん。
も、もはやある一種のセクハラですよこれ!?で、でも・・・・。
「(あ、あの美馬くんのお尻・・すごく鍛えあげられている・・・!)」
野球は足腰が重要だと聞いている__。と言うことは、足と腰をつないでいるお尻も非常に重要になっていく。盗塁をするときに瞬発力を出すためや守備で守る時に中腰を維持するための筋肉持久力、そしてバットを振るとき手打ちにならないようにし足から腰へと力を持っていくためのお尻の筋力____。野球の全てにおいてお尻の筋肉というものは重要になっていくのです(と、りょうが言っていた)!!!!!!
あのお尻・・。一見無駄に見えるけど万遍なく筋肉がついているし、よく柔軟されてて柔らかそう・・・・__。だけど、お尻に力を入れると男性のようにガッチリとしたお尻になるんだよね・・・___。わ、私・・・、少しあの芸術的なお尻に触ってみたいな・・・・・・_____。
「___そう思いながら・・荒い息を漏らし、私は手を恐る恐る彼のお尻へと伸ばしていくのであった・・・・。」
「__え!?私、そんなこと思ってないですよ!!??」
いつの間にか私の心の中を勝手に変えてきた人物が1人。
「男の人達の愛情っていいよね・・・・。」
「い、いや・・・その(ゆ、友情じゃないのかな・・)。」
彼女はそう言いながら長い前髪を私の方に向ける。私は返答に困ってしまう。
この少し考えが違う方向に行ってしまっている長身のひとは羽場蘭 詩織(はばら しおり)さん。私によく話し掛けてきてくれます。私と似ていて陰気な人だったりもします。身長170cmはあるのではないでしょうか?
「おいお前ら!美鈴に変なもん見せてんじゃねぇっ!!」
「とこちゃん、ちぃちゃん、おはよう・・。」
「おう美鈴、おはよっ。」
「おはようみぃちゃん。」
親友2人が兄弟さんたちのセクハラから守ってくれる。
「まぁまぁいいじゃんかっ。なあモジャ子っ?」
「え、い、いやその・・・私は、別に・・。」
「な?月島、モジャ子もそう言ってんじゃんっ。」
「美鈴はお前にはっきり言えないだけだっつうの!!それを分かったうえで美鈴にちょっかい出しただろ!?」
「バレたかっ。ハハハハハハハハハハ!!」
上杉くんの大笑いが教室に鳴り響く。その瞬間_____。
「ハハハハハハハハハハハハっあがぁっ??」
上杉くんの顎に何かが高速でぶつかる。
「ぐへぁっ!!!!!!??????」
上杉くんの体が吹っ飛び教科書を入れておくロッカーに頭を突っ込んでいく。
カランカラン。
上杉くんにぶつかった物が私の足元に転がってくる。
こ・・・・黒板消し・・・・・。一瞬何が飛んで来たのか分からなかった・・・・!!
「オラァ、お前ら!朝っぱらからか弱い少女にセクハラなんてしてないでとっととホームルーム始めるぞ!!」
声がする教卓の方に顔を向けると、そこにいたのはこのクラスの担任である須藤先生が立っていた。ちなみに須藤先生は近頃30代の波に乗ってしまった独身の女性だったりします。いつの間にかチャイムが鳴っていたようだ。
「うぃーっす。」
「うっす。」
「俺、もうお婿にいけない・・・・・。」
みんな渋々と席へと座っていく。上杉くんはロッカーに頭を突っ込んだまま動かない(多分気絶している)。
「よ~しっ。出席とっていくぞ~。青木~。」
「はいっ__。」
「井上~~。」
「はいっ。」
「上杉ぃ~~いはいるな・・・。」
「・・・・・・・。」
「岡田ぁ~~。」
「うっす。」
「奥山ぁ~_______。」
「はい_____。」
こうして朝のホームルームが始まっていった__。
私は息を切らしながら昇降口で上履きに履き変える。
「今日は・・・はぁ・・っ、5分早めに・・着いた。」
いつもより少し早いので私以外にも何人か靴を履き変える生徒達がちらほら見える。さすがにりょうに遅刻をしない宣言をした初日から遅れることは出来ない。私は2-10組の教室へと足を運ばせる。
「寝癖は・・・よし。」
私はまた寝癖で笑われたくないので教室の扉の前で髪をチェックする。教室の中ではまた兄弟さん達が騒いでいるらしい※実際の兄弟ではありません。
ガラガラガラッ。
私は扉を静かに開け中へと入って行く。私は目立つ事が苦手だったりします。私が自分の席へと静かに向かっていくと横から肩をポンポンと叩かれる。
「ねぇねぇっ。」
「は、はいっ・・?」
私は声をする方に顔を向けるとそこには上杉くんがニヤニヤしながら私を見ていた。
「あれ見てっ。」
上杉くんの指さす方向を見てみると・・・__。
「ぇえっ!?!?!?!?!?!?!?!?!」
そこには兄弟さんたちに無理やりお尻を露出させられている美馬くんがいた!!
私の顔は真っ赤になりそのまま思考停止してしまう。
「ざっけんなっ!!離せっ!」
「ねえねえ、あいつのケツデカくね!?野球部ってさ、何で皆ケツデカいんだろうね!?あははぁっ!」
美馬くんは必死の抵抗をしているが2人がかりでガッチリと体を抑えられている。その丸出しになったお尻を指をさしながら笑っている上杉くん。
も、もはやある一種のセクハラですよこれ!?で、でも・・・・。
「(あ、あの美馬くんのお尻・・すごく鍛えあげられている・・・!)」
野球は足腰が重要だと聞いている__。と言うことは、足と腰をつないでいるお尻も非常に重要になっていく。盗塁をするときに瞬発力を出すためや守備で守る時に中腰を維持するための筋肉持久力、そしてバットを振るとき手打ちにならないようにし足から腰へと力を持っていくためのお尻の筋力____。野球の全てにおいてお尻の筋肉というものは重要になっていくのです(と、りょうが言っていた)!!!!!!
あのお尻・・。一見無駄に見えるけど万遍なく筋肉がついているし、よく柔軟されてて柔らかそう・・・・__。だけど、お尻に力を入れると男性のようにガッチリとしたお尻になるんだよね・・・___。わ、私・・・、少しあの芸術的なお尻に触ってみたいな・・・・・・_____。
「___そう思いながら・・荒い息を漏らし、私は手を恐る恐る彼のお尻へと伸ばしていくのであった・・・・。」
「__え!?私、そんなこと思ってないですよ!!??」
いつの間にか私の心の中を勝手に変えてきた人物が1人。
「男の人達の愛情っていいよね・・・・。」
「い、いや・・・その(ゆ、友情じゃないのかな・・)。」
彼女はそう言いながら長い前髪を私の方に向ける。私は返答に困ってしまう。
この少し考えが違う方向に行ってしまっている長身のひとは羽場蘭 詩織(はばら しおり)さん。私によく話し掛けてきてくれます。私と似ていて陰気な人だったりもします。身長170cmはあるのではないでしょうか?
「おいお前ら!美鈴に変なもん見せてんじゃねぇっ!!」
「とこちゃん、ちぃちゃん、おはよう・・。」
「おう美鈴、おはよっ。」
「おはようみぃちゃん。」
親友2人が兄弟さんたちのセクハラから守ってくれる。
「まぁまぁいいじゃんかっ。なあモジャ子っ?」
「え、い、いやその・・・私は、別に・・。」
「な?月島、モジャ子もそう言ってんじゃんっ。」
「美鈴はお前にはっきり言えないだけだっつうの!!それを分かったうえで美鈴にちょっかい出しただろ!?」
「バレたかっ。ハハハハハハハハハハ!!」
上杉くんの大笑いが教室に鳴り響く。その瞬間_____。
「ハハハハハハハハハハハハっあがぁっ??」
上杉くんの顎に何かが高速でぶつかる。
「ぐへぁっ!!!!!!??????」
上杉くんの体が吹っ飛び教科書を入れておくロッカーに頭を突っ込んでいく。
カランカラン。
上杉くんにぶつかった物が私の足元に転がってくる。
こ・・・・黒板消し・・・・・。一瞬何が飛んで来たのか分からなかった・・・・!!
「オラァ、お前ら!朝っぱらからか弱い少女にセクハラなんてしてないでとっととホームルーム始めるぞ!!」
声がする教卓の方に顔を向けると、そこにいたのはこのクラスの担任である須藤先生が立っていた。ちなみに須藤先生は近頃30代の波に乗ってしまった独身の女性だったりします。いつの間にかチャイムが鳴っていたようだ。
「うぃーっす。」
「うっす。」
「俺、もうお婿にいけない・・・・・。」
みんな渋々と席へと座っていく。上杉くんはロッカーに頭を突っ込んだまま動かない(多分気絶している)。
「よ~しっ。出席とっていくぞ~。青木~。」
「はいっ__。」
「井上~~。」
「はいっ。」
「上杉ぃ~~いはいるな・・・。」
「・・・・・・・。」
「岡田ぁ~~。」
「うっす。」
「奥山ぁ~_______。」
「はい_____。」
こうして朝のホームルームが始まっていった__。