キャラメル

昔話

私には2歳年上の兄と2歳年下の弟の男2人に挟まれた中育ちました。
私も弟もついでに隣の家に住んでる私と同い年の男の子もみんな私の兄が大好きでした。

何かあれば
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
って、本当にベッタリでした。

そんなお兄ちゃんはやっぱりモテるんです。
そりゃ私のお兄ちゃんだから☆
いや、違くて(笑)

優しいんですよ。
優しいお兄ちゃんは学校帰り断れ切れず数人の女の子達に囲まれて帰ってきます。
そこで私の出番♪
「お兄ちゃぁ〜ん☆」
わざと甘い声を出してお兄ちゃんに抱きつきます。
「私ね、CDショップに行きたいんだぁ…付いてきてぇ〜?」

「もう、甘えんぼさんだなあ。あっ…そろそろキャラメルも買わなきゃな。お前がしょっちゅう欲しがるから(笑)」
そう微笑むとお兄ちゃんはいっつも頭にポンッと手を乗せて、一緒に帰って来た女の子達には
「ごめんね。」
なんて言って背を向けます。
その隙を見て私はお兄ちゃんにベッタリくっついて女の子達にあっかんべーを食らわせてました☆

本当にブラコンなんです。



お兄ちゃんは18歳になったと同時に車の免許を取得しました。
何回かお兄ちゃんが運転する車になったけど本当にお兄ちゃんに惚れ惚れしちゃう♪


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