リボンをほどいた彼

出会ってしまった4人

あの日から、ラナちゃんとよく遊ぶようになった。
それで、今私たちはお昼休みでいつもみたいに、くだらない話で盛り上がっていた。
そしたら、急にラナちゃんが…
「前から、言ってみようか迷ってたんだけど…あの2人に話しかけてみない?」

あの2人なんて、決まっている。
クウガくんとコンタくんだ。
あの2人は、クラスで浮いているのをわかっているみたいで、2人で行動しているみたい。

「あのぅ、クウガくんとコンタくんだよね?私はラナ。この子はリルちゃん。あのさもしよかったら、仲良くしない?」

すると、コンタくんが
「君たちが、ラナちゃんとリルちゃんかぁ。噂で聞いてた通りに可愛いなぁ。なぁ、クウガ。」
「あぁ、そうだな。クラスで目立っている女子は案外可愛いって噂だもんな」

って、言って笑いあっている。私には、その姿から目を離すコトができなかった。

「リルちゃん、どうかした?」「ううん、何でもないよ。コンタくん。あっ、そうだ。今日帰りにみんなでどっか遊びに行かない?」

という、提案をした。
何でか、自分でもわからないけど、この3人ともっと一緒にいたい気がした。

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