リボンをほどいた彼
4人でダブルデートごっこ
私たちは、ファミレスでお互いのコトをよく知るために、自己紹介みたいなものをしている。「私は、冬里 羅奈。晴れの北中学校から来ました。みんなとは、どんなことでも話しあえる仲間になりたいです。」
「僕は秋木 昆汰。曇りの東中学校から来ました。みんなとは男女関係なしの仲になりたい。」
「俺は夏崎 空雅。雨西中学校から来ました。みんなとはクラスで目立っている分盛り上げ役みたいなのになりたい。」
「 … 」
「リルちゃん?リルちゃんの番だよ?」
私はいつの間にか、ぼーぅと、していたみたいだ。
「ごめん、ごめん。ぼーぅとしてた。」
「ちゃんと、聞いてたのかよ。俺の自己紹介。」
ちょっと、いじけ気味なクウガ君に私は、
「ちゃんと聞いてましたよ。盛り上げ役になりたいんでしょ。」
「おっ、ちゃんと聞いてた。それで、お前の自己紹介は?」
いよいよ私の番かぁ、みんなに素直なこと言ってみようかなぁ。
「私は春内 梨琉。風南中学校から来ました。みんなとはリボンをほどきあえる仲になりたいです。」
みんな、口開けてるよ…
やっとクウガがしゃべりだした。
「どういうコト?」
「つまり、誰かが悩みを抱えてリボンを結んじゃったら、みんなでそのリボンをほどくように、解決してあげるの。どうかな?」
どう?
私の正直な気持ちは伝わったかな?
「リボンかぁ。イイと思う」
クウガが賛成してくれた。ちょっと意外だったケド、嬉しかった。
「私もイイと思う。」
ラナちゃん…
「そうだな。じゃあ、親しくなきゃ解決できないから。呼び方変えね?」
呼び方かぁ。私はなんて呼ばれるんだろ?
「僕は秋木 昆汰。曇りの東中学校から来ました。みんなとは男女関係なしの仲になりたい。」
「俺は夏崎 空雅。雨西中学校から来ました。みんなとはクラスで目立っている分盛り上げ役みたいなのになりたい。」
「 … 」
「リルちゃん?リルちゃんの番だよ?」
私はいつの間にか、ぼーぅと、していたみたいだ。
「ごめん、ごめん。ぼーぅとしてた。」
「ちゃんと、聞いてたのかよ。俺の自己紹介。」
ちょっと、いじけ気味なクウガ君に私は、
「ちゃんと聞いてましたよ。盛り上げ役になりたいんでしょ。」
「おっ、ちゃんと聞いてた。それで、お前の自己紹介は?」
いよいよ私の番かぁ、みんなに素直なこと言ってみようかなぁ。
「私は春内 梨琉。風南中学校から来ました。みんなとはリボンをほどきあえる仲になりたいです。」
みんな、口開けてるよ…
やっとクウガがしゃべりだした。
「どういうコト?」
「つまり、誰かが悩みを抱えてリボンを結んじゃったら、みんなでそのリボンをほどくように、解決してあげるの。どうかな?」
どう?
私の正直な気持ちは伝わったかな?
「リボンかぁ。イイと思う」
クウガが賛成してくれた。ちょっと意外だったケド、嬉しかった。
「私もイイと思う。」
ラナちゃん…
「そうだな。じゃあ、親しくなきゃ解決できないから。呼び方変えね?」
呼び方かぁ。私はなんて呼ばれるんだろ?