サクラピリオド.



家に帰ってから、その日はビクビク怯えて過ごした


“人に怪我をさせてしまった”

“友達を泣かせてしまった”



罪悪感でいっぱいで、いつも食べるおやつも食べれなかった



すると、母


「どうしたの?」

と。



ぼくは母にてつぼうでの話し、バレたくなかった


“いい子に育つ”というのがうちのモットー



でも今日のことは“いい子”じゃないと判断して、ぼくは嘘をついた



「遊んでたらしりもち付いちゃって痛いの」



母はいつもと変わらない笑顔だった



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