荒れ球リリーバー
コンビニを出て、憂鬱な気持ちのまま学校に到着した。
職員室に入って気付く。
いつもなら真っ先に駆け寄って来る華子ちゃんが、今日はいない。
そう言えば、今日から一週間出張だって言ってたなぁ。
華子ちゃんはきっと誠一郎と女子アナの事を訊ねて来ると思うけど、今の私は答える気力無し。
だから、いない事に少しホッとする。
「青枝先生。おはようございます」
胸を撫で下ろす私に挨拶して来たのは、爽やかな笑顔を浮かべる須永先生。
須永先生とは一緒にドームへ出掛けて以来、告白らしき事など無かったように至って普通に接してる。
あの一件は、きっと彼の気紛れだったと思う。
「おはようございます」
笑顔を作る気分じゃない私。
それでも、無理矢理笑って挨拶を返した。
「青枝先生。午前中、よろしくお願いしますね」
「午前中?」と首を傾げ、須永先生の背後に見えるホワイトボードに視線を移した。
職員室に入って気付く。
いつもなら真っ先に駆け寄って来る華子ちゃんが、今日はいない。
そう言えば、今日から一週間出張だって言ってたなぁ。
華子ちゃんはきっと誠一郎と女子アナの事を訊ねて来ると思うけど、今の私は答える気力無し。
だから、いない事に少しホッとする。
「青枝先生。おはようございます」
胸を撫で下ろす私に挨拶して来たのは、爽やかな笑顔を浮かべる須永先生。
須永先生とは一緒にドームへ出掛けて以来、告白らしき事など無かったように至って普通に接してる。
あの一件は、きっと彼の気紛れだったと思う。
「おはようございます」
笑顔を作る気分じゃない私。
それでも、無理矢理笑って挨拶を返した。
「青枝先生。午前中、よろしくお願いしますね」
「午前中?」と首を傾げ、須永先生の背後に見えるホワイトボードに視線を移した。