ずっと抱いていたこの恋心は
―――…
――――……
「はぁ―、楽しかった!」
「それはよかった」
冬哉が連れてきてくれたのは、遊園地。
久しぶりだったからめちゃくちゃはしゃいでしまった。
「また二人でどっか行こう!」
私がそう言うと、冬哉は少しだけ笑った。
……やっぱり変。
「冬哉、何かあったの?」
昨日からずっと思ってたこと。
電話が来るのも変だったし、ましてやどこか行こうなんて、今までそんなことはなかった。
「…あとで」
ふっ、と笑った冬哉は最高にカッコよかったと思う。