【短編】翼をもつ君へ
連絡がとれなくなって、あたしは絶望的だった。

あんなに楽しかったはずの君との時間の事など忘れて、悪い事を考えてしまうようになっていた。

ヤクザは良く狙いを付けた女を落とす時初めはすごく優しく接し、なんでも言う事を聞いて、なんでも買ってくれる。
そしてその女が落ちた瞬間に手のひらを返し、別れを迫り、今までつぎ込んだ金を返せと女に迫る。そして女は男の言うがままにソープで働かされる。

そんな話を知っているあたしは、板がほしかったから、優しくしてただけだったんだ。

とか思ってしまった

そして返事の来ないメールに自分の言いたい事を好きなだけ書いて送った。

もう返事もなければ電話にもでないのだから、傷付くような言葉を並べた。
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