【短編】翼をもつ君へ
突然の告白
あたしは

君の持つ翼に心惹かれた。

あたしには無いモノ

一生あたしには翼なんか生えない。

希望がないから…

夢がないから…

そんな事を思いながら、ここはヘルスだからプレーを始めた
けど 君は若いクセにあたしに触れようとせず、あたしの楽なようにしてくれたら良いと言った。

正直 君がラストのお客さんであたしは疲れていた。

だからあたしは君の言葉に甘えた。

プレーが終了して

また話している時に

君はいきなり

『俺ら付き合おうや』って言ってきた。

ハァ?意味がわからなかった。

今日 出逢ったばかりで、ただ1時間という時間を過ごした風俗嬢に何を言うのかと…。

でも君の本気が凄く伝わってきたから
余計にびっくりて混乱したんだ。

でも あたしは首を縦に振らなかった。

きっと君の一時の気の迷いか、カラかわれていると思ったから。
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