【短編】翼をもつ君へ
でも 君は諦めずドンドンあたしを押して来て、メモがなかったので、君は携帯の番号とアドをあたしのお店の名刺の裏に書いてあたしに無理矢理渡し

『俺は本気。だから何も隠さずに全部書いた。』と言った。

名刺の裏には
君の名前も書かれていた。

希望の翼を持っている君の名前。


あたしは君の押しに負けたのもあったけど、君をもっと知りたいと思った。

だからあたしもお店の名刺にいつも書く表側ではなく、裏側に惠と言う本当の名前と携帯の番号とアドを書いて君に渡した。

そしてコース終了のコールと共にあたし達はその日別れた。

帰りに君は

『絶対連絡するから!おつかれ!』って

言って帰っていった
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