始めの一歩。




……さっきの、友達の余計な一言。私への心配。


もしかして、



『私の3日前の事件について仄めかすことで、彼と私の喋るキッカケを作った…?』



まさか…とは思いながらも、可能性は捨てきれない。


でもまぁ、その疑問は一度置いておいて。



「え、えぇと…」



私は、彼に答えるべく姿勢を正したのだった。




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