泣き虫総長と5ヶ月恋愛
『明日全部教えてあげるから、
今日はもう寝な?響夜歌、明日朝委員会でしょ?』

「うん…。ありがとう。じゃぁね」

おやすみと電話を切ってベッドへ潜り込む。

ツキト。その名前が頭から消えなかった。

暗闇だからよくわからなかったけど、

凄く背が高くて、目に架からないぐらいの前髪、

襟足はうなじが隠れるくらいだった。

背中を撫でててわかったこと…。

凄く筋肉質だった。

変かもしれない。

慰めながら、筋肉質だなんて思うこと。おかしいと思う。

ツキトさん。私たち、もう一度会うことあるのかな?

その時もあなたは悲しい目をしていますか?

そんなことを考えながら

私は眠りについていた。

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