桜が咲いてたあの頃…
1章
始まり
有里那side
「有里那お願い!」
「おっけ‼」
高いやまなりのラッキーなボールを
あたしが一気にスマッシュで決める。
パコンッ
「っしゃ!」
中学でやってたからテニスは大の得意なんだ。
このままあたしたちのペアは良い流れで圧勝!
「有里那ー!」
体育での試合の後ペアだった結菜(ゆうな)が声をかけてきた。
「あ、結菜ー」
「さすが、有里那だよー!」
「えへへ、ありがとー‼」