片想い
ふと、夜中に目が覚め、隣にいる佑介を見る。金曜日ということもあってか、よほど疲れていたのだろう。ぐっすりと眠っている。
佑介を起こさないように、そっとベッドを抜け出し、シャワーを浴びに行く。
まだ冷水の状態で、頭からシャワーを浴びる。“予告プロポーズか、”プロポーズとまでは言わなくても、何となくこうなることは予想していた。
冷静な頭がますます、冷静に状況を分析する。“来月までに答えを出すのか、はぁ。”