片想い
“集計が終わりました。忘れ物が内容に退社してください、お疲れ様でした。”遠くから終了の合図が出た。
「スーツもう一着必要かな、入学式に作ったの、きつくなっちゃったんだよね。」
そう言いながら、涼子は、3カ月前から、付き合っている2つ年上の彼氏へのメールを返信している。
「推薦もらえても面接は5月だし、それまでは何十社か回るでしょ。」
「そうだよね、やっぱり買うか。これから、見に行こうよ。」