片想い
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「高山敏輝(タカヤマトシキ)さんだって。」
店を出て駅に向かいながら、涼子は、さっきもらったばかりの名刺を読み上げた。
「ふーん。」
「何、本当に、興味無さそうね。菜月は、何に興味があるの、友達3年目だけど、いまだに分からないわ。」
「まあまあ。」
私、何に興味があるんだろう。ただ、何となく大学に入って勧誘されたサークルに入り、適当にテストをやり過ごし、何がしたかったんだろう。
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