片想い
「昨日のスーツもう出来たの?」
「そう、早いよね。っあ、まずい、今日、バイトからのデートだった。菜月~、」
「嫌だ、取りに行かないよ。」
「さすが、よく分かったね。今度、学食奢るから。」
「別に明日でもいいじゃん。」
「今日、取りに行くって、言っちゃったよ。ねえ、菜月。」
「駅前のフェリーチェのランチなら、いいよ。」
「高くついたな、了解。」
チャイムが鳴り授業が始まった。この先生の授業つまらないんだよな。そんなことを考えながらも、ノートだけテストのために、きちんと取っておく。