片想い




「どっちでもいいでしょう。」



「もう、つまんないな。菜月、彼氏いなくて、もう1年でしょう。そろそろ、次の恋してもいいんじゃない。」



「卒論と就活でそれどころじゃなくなるでしょ。じゃあ、明日。」



「はあ、1人で溜めこむからな、菜月は。」そんな、涼子の独り言は、菜月の耳には届いていなかった。



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