片想い




「っあ、偶然ですね。びっくりした。アルバイト?」



「そうなんです、お決まりですか?」




「じゃあ、ブレンドで」



来たのは、高山さんだった。



「お待たせしました。」



「ありがとう」



そう言って、自然と軽く微笑み、出されたコーヒーと灰皿を持って、喫煙席に行ってしまった。



「菜月ちゃん、誰?」



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