黒猫ちゃんの憂鬱2



うぜぇ。



『こちらのお部屋でございます。そちらのケーキは後ほど切って持って行きますね』




「どうもありがとうございます」



はー、屋敷というのに全体に冷房効いてるよ、涼しい。





コンコン



『・・・』

「みな~~、入・・・」




ガチャッ



ムギュ


『うお!?俺の妹にくっつくでない!!』





『ツキちゃんお帰り』



ニコッと天使の微笑みで笑う。



でも、それが怖いのだ。



『ふうちゃんも着てたんだ~、あはっ。相変わらず影薄いよね~~』




『くっ!!』



グサッ、と風魔の頭に2本矢印が刺さってる。



その2本は、ふうちゃんと相変わらず影薄いってところの言葉だろう。




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