黒猫ちゃんの憂鬱2



『ていうかぁ、これ絶対ミキって奴の仕業でしょ?』




「なんでわかるわけ?」




『だって写真からしてもそうじゃん?まぁ今日載せたみたいだけどね』


「まぁ、一番近いよね。容疑者としては」





『お嬢様、散歩と見回りのお時間でございます』



『もうそんな時間?』



「夜の見回り?」


『そうそう。シンナーやってる奴見かけたら激辛粉末爆弾を使って追い払う!!』




「え、何その激辛粉末爆弾って」



『まぁ、小さい爆弾。足元に火をつけて投げるとバ~ン!!ってなって回りに赤い煙がもわもわ~と』





「うん」





『その煙に激辛とうがらしの粉末が混ざっててね、煙吸ったら口痛くなるし、目を開けたら目が大変なことになる』



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