黒猫ちゃんの憂鬱2
バサッとパーカーを羽織ると、集まってバイクで出る。
まぁこの単車はみなのだけどね。
よくシンナーを吸う人たちが集まってる場所に来ると、ヒヘヘ、と笑う人や目の焦点が合ってない人がたくさん。
『んじゃ、投げるよ?』
ポイ、と上投げですばやく投げるとバーンと音を立てる。
『げほっ、げほぉっ、なんだ。目がっ、いてぇぇ!!!目っ、目ぇえええ』
『ごほぉっ、何だ、この・・・ぐっ』
おぉ、逃げた。
『こんな感じで』
「じゃぁ一人ずつ分かれよう」
『1人10個ね。なくなったら単車に集合!!あ、敵がいたら全員に連絡ね、すぐ逃げれるように』
「戦うんだけど」
『ヒロ達がいたら?』
「逃げる」