黒猫ちゃんの憂鬱2





「春ならバカ親友のアンタになら金貸してくれるんじゃないの?」






『うん、そうなんだよ。金なら貸してやるぞって言われたんだけどな、』



『うん?』




『やりたいっていう俺の我儘に乗ってくれたんだよ~~!!!』






「春は甘やかしすぎだ」




『やっぱり私のお兄ちゃんはそこらの男とは違うね!!』




『近々俺も春に挨拶しに行かなきゃなぁーー』





『なんて?』





『お宅の妹さんを、もらいに・・・』



『キャーーーー!!!』






うるせっ!!







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