黒猫ちゃんの憂鬱2
何か視線が集まるような気がした。
・・・黒猫の格好はしていないのに。
まぁ、昼間道を通るときに注目されるだけだと思おう。
パタパタッ
『あぁ?んだ、コイツ。きめぇ』
帝王の下っ端ってこんな奴だったっけ?
コイツらが帝王の下っ端だとわかったのは、帝王の下っ端に渡されているその真っ黒なネックレス。
『あぁ。コイツ男かぁ?』
『ククッ、きめぇ。カッコ付けてんなよっ』
あの、毒舌吐く子いたっけ?