黒猫ちゃんの憂鬱2
すると、抱き枕から細長い・・・でもどこか筋肉が付いている腕のようなものが撒きつく。
え、手が出る抱き枕とかあったっけ??
絡まっているシーツから顔を出すと、目の前にあったのはヒロのドアップだった。
「わお、かっこいい」
ギュゥゥッ
「くっ、苦しい・・・」
褒めたのに。
褒めたのに・・・。
『誘ってんの?第二ラウンドいっちゃう?』
「いやいやいやいや・・・、遠慮しときます」
あ、殴らなければ。