黒猫ちゃんの憂鬱2
「行くよ」
『おー!!』
戦うわけじゃないよ?
エレベーターで下に降りると、黒瀬が居た。
まぁ来いって言ったんだけど。
『お嬢様、危険なときは黒瀬に連絡を・・・』
「俺を誰だと思ってる」
『黒猫です。ですが――――・・・』
「心配しすぎだ。すぐに事が終わったら帰ってくるから。な?」
『・・・では、お帰りをお待ちしております』
「ありがとう」
何も聞かないで居てくれる黒瀬は一番の理解者である。